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商売繁盛を願った先人たちの歴史

商売繁盛の願掛けと言うと、現世利益の代表的なもので、代表的なものが戎神社信仰、稲荷信仰です。
戎神社は事代主を祭神とする神社と、蛭子を祭神とする神社と2通りありますが、どちらも商売繁盛の神として祀られています。
事代主は、七福神としての姿の方が有名でしょう。

鯛と釣竿を手にしている漁業の守り神として、海の幸を齎す神として崇拝されていますが、蛭子命と同一視されている事もあることから、戎神社では、祭神が2通りあり、同一の意味を持っています。
稲荷神社は宇迦之御魂神が祭神となり、本来は農耕神ですが、室町時代の頃に商売繁盛の神として商人が信仰を持ち、稲荷信仰の商人が成功したことにより、商売の神として現在も信仰されています。また、稲荷は関東に非常に多く、屋敷神としても信仰されています。

また、酉の市で有名な大鳥大社を本社とする鷲神社系も商売繁盛の神とされています。
およそ市が立ち、商売人が頭角を表し始めた頃から、商売繁盛の神として祀られた神は多く、現在に至っています。
元は商売の神ではなかったけれども、神からのご利益というよりも、祀ったことにより成功した先人にあやかって祀る人が増えた事によるご利益変化とも言えます。